オスグッド病は、成長期の子供がスポーツで走ったり跳んだりなどを繰り返すことでみられるスポーツ障害の１つです。

太ももの前側にある大腿四頭筋という筋肉は、膝のお皿の下あたりに着いていますが、繰り返し過度な運動を行って大腿四頭筋が過剰に働くことで、患部は常に引っ張られて炎症を起こします。

成長期の子供の場合、骨がまだ柔らかく、運動時の筋肉で引っ張られ続けることで、お皿の下の部分（脛骨粗面）が剥離して炎症や痛みを起こします。

成長過程の骨への過度な負担が主な原因ですが、全身を視ていくと患部とは別の他の関節の動きが硬かったり、身体の使い方が間違っていたりする方がほとんどです。

一時的な休養や患部の炎症を取るだけではオスグッドの根本解決には至りません。

痛みの出ている患部に対しては超音波や微弱電流などで施術をしていきます。

また運動時の重心の意識や身体の使い方、関節の動きの調整などオスグッドが起こっている根本となる原因を見つけ出し、痛みを繰り返さないような全身の施術もしていきます。